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zoom RSS 日本のエンジニアが英語が苦手なワケ

<<   作成日時 : 2015/06/15 22:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

いまさらですが、時代はグローバルです。

日本国内の人口が減少していく中、
企業が生き残る道は海外に活路を求めることです。


特に多くのエンジニアが勤めるメーカーでは、
それが特に重要です。

ところが、メーカーが世界に出て行く上で大きな障害となっているのが
エンジニアの語学力なのです。

エンジニアの場合、語学力というとほとんど100%英語をさします。
数学は共通語などといいますが、英語もエンジニアの共通語です。

韓国人とも中国人ともインド人ともアメリカ人ともフランス人とも
英語で話す、エンジニアは完全にこんな文化ですから。

つまり、日本のエンジニアは英語が下手。

逆に、セットメーカーの日本人エンジニアが日本語が通じる取引先を好むため、
日本の部品メーカなどでは、日本語の壁のアドバンテージができているのが
悪い冗談のようなことですが…。


まあ、エンジニアと限定しなくても、
そもそも日本人が英語が苦手だから仕方がない。
という話もあるかもしれません。

しかし、その中でも相対的な日本人のエンジニアの
英語力の低さは、特に目立ってしまうのです。

その理由はズバリこれです。
「他国のエンジニアが英語が良くできるから」

実際に海外では英語圏以外でも(特に理工系の専門教育は)
ほとんど英語で行われていることが多いです。

これを聞いて、
「すごいな、全部英語なんてレベルが高いな」
と思う人も多いかもしれません。

しかし、それは必ずしも、教育的な意図でだけではありません。


清水幾太郎氏が、名著論文の書き方の中で
ビルマ(今はミャンマー)の人からこんなことを聞いたそうです。

日本では、日本語で大学教育ができるなんてうらやましい。
ビルマでもビルマ語で全部の教育をやりたいと思っているのだが、
日常生活の事柄はよいとして、少し学問的或いは抽象的な事柄になると、
これを言い現すビルマ語がない。



つまり、理工系で専門分野に進むと、専門用語のオンパレードですが、
世界のほとんどの言語は、これらを自国語で表現できないのです。

ですから、英語で教育せざるを得ないわけなのですね。

一方、日本は明治の開国の時代に、
外国の学問を取り入れ、必死でそれを日本語化しました。

だから、日本は大学教育の大半を母国語で行うことができる。
これは、先人の努力の上にある、素晴らしいことだったのです。


とはいえ、日本語だけで学問を習得できる環境が、
日本をグローバル化に立ち遅れさせる遠因となっているのですから、
世の中は皮肉なものです。

さあ、僕も英語勉強します。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私は帰国だけど今も勉強中です。
勉強に終わりはないですね!

石川遼選手もいってましたが、ヒアリングが出来ればそれから喋られるようになってきます。
子供でも、最初に聞いて、それから言葉を発するようになるのですから。

まず語彙を知らないと聞き取れません。語彙を勉強するには読書が一番です。
私は英語の本を読む時にわからない語彙にマーカーをして読み進めていきます。1chapterを読んだあたりでわからなかった語彙を拾ってゆき、意味を書きます。
(難し過ぎる本、1pgに3つ以上わからない語彙がある本は避け、簡単な本から読んでみてください)
暗記は寝る前がベストなので、寝ながら、その日の語彙を夫にクイズしながら覚えていきます。(夫も英語好きなので)

雑誌がいいように思います。少々高いですが、理系ならnewtonとかどうでしょう?図書館にもあったりします。
また外国のニュース記事などが無料でみれるサイトもあるみたいです。

nhkの英語番組が大好きでほぼ毎日放送を見ています。ギフトという番組はなかなかいいですよ。あとjブンガクが好きです。

興味のある分野から入っていくと、意外と苦痛を感じないものです。
子供がいるのなら、Ronald Dahlが書いたCharlie
and the chocolate factory(映画化された)とかいいかもしれません。

最近はゴシップ紙しか読んでませんが、外国紙って結構イヤミにもスパイスが利いていて面白いですよ。
着眼点がユニークだったりもします。でも男性は興味ないかな?

外国のテレビドラマシリーズもかなりいいです。




さおり
2010/06/22 22:10
よく日本語は難しいといいます。
でも、確かに読み書きは難しいのですが、
発音は簡単なんですよね。

母音が5種類しかないし、
音は必ず子音+母音の組み合わせです。

なので、非常に聞き取りやすい
言葉だと思います。

反面、英語は文字は26字しかなくても、
発音が非常に難しいです。

聞き取りが簡単な日本語になれた耳には
英語の聞き取りは非常に難しい。

まあ、訓練しだいで何とかなるのでしょうが、
他の言語を母国語とする人と比べると、
やっぱり習得は難しいのだと思います。

理系スタイリスト
2010/06/22 22:44
エンジニアがラッキーなのは、使う単語が限られていて、基本的な文法を知っていればそれを応用してコミュニケーションが比較的簡単にとれるという点ではないかと思います。

色々な分野で通訳と翻訳を経験してきましたが、技術分野が一番ラクでした。

山田詠美さんが書いてましたが、英語には「せつない」という言葉がないと...。私も適切な言葉が見つからないという事が多々ありました。文系の分野では非常にハンデがあると思います。

古池や蛙飛びこむ水の音、という有名な俳句がありますが、日本人であれば一匹くらいかな〜?と思うのが当たり前なのですが、外国人が俳句の討論をした際、一匹とは限らない...何十匹じゃないのか?というような冗談のような事もあったそうです。

日本は島国で長年鎖国していたので、他国にはない非常に繊細な文化が育ち、姿形にしないとその繊細さを世界にとても伝えきれないと思う事が多くあります。
繊細ゆえに誤解も与えやすく「可哀相なニッポン」と泣けてくる時もあります。
最近は外国人の東大の先生もいて、
日本人より日本人らしいし、日本の文化を素晴らしい解説で世界に発信してくれています。

私の親も日本人なので、日本の暮らしにさほど疑問はなく、すんなりと入れたのですが、先生の解説をnhkで聞くと、
「ああ、こういうところが外国人はわからないのだな」とかそういう事がわかってとても役に立ちます。

海外に出た時に自分は何者だ?と思う事が多くあります。外国へ出た人はほぼ口を揃えて同じ事をいいます。
日本人の持つ神経の細やかさ、技の細かさ、そういう小さなディテールを大切にしていきたいと心がけるようにしています。日本の技術者は本当にスゴイの一言に尽きます。日本人の物作りへ情熱、勤勉さ、正確さ、職人魂はどこの国も真似を出来るものではありません。
さおり
2010/06/23 22:08
僕はこのサイト好きです。
特に理系の考察が。
慣性
2015/08/26 19:54

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