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zoom RSS AIの3つの弱点

<<   作成日時 : 2017/11/12 01:26  

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AIが人間の仕事を奪ってしまう!
ビジネス雑誌やビジネス書でも、
こんなことを主張するものが多くなりました。

確かに、それは一面では正しいでしょう。
例えば、AIで自動運転車が実現されれば、
普通のタクシー運転手は
仕事を失うことは明確です。

ただ、「やっぱり人間でないと」
という仕事も残り続けると考えています。

今日はAIの脳を作っている半導体エンジニアとして
AI(コンピュータ)の弱点を考えてみました。


1,AIは理があることしかできない

コンピュータの思考回路は0と1から成っています。
だから、コンピューターは数学の世界の住人です。
その場合、理がある、
つまり合理的なことしかできないのです。

それが何の問題なの?
と思われるかもしれません。

しかし、合理的であるということは、
基本的に長所ですが、短所もあります。
短所は大きく二つの視点で現れます。

一つ目は、人間は非合理であるということです。
例えば、いまアメリカと北朝鮮の情勢が
怪しくなっています。

ここで戦争が起こるかどうかということを
AIが予測することはなかなか難しいのです。

AIは、どう動けば合理的かはわかりますが、
当事者は人間で必ずしも合理的な行動はしません。
(というより、ほとんど合理的な行動はとれません)

だから、このケースの予測はうまくできないでしょう。

二つ目は合理的だから、
意味のある失敗ができないということです。

世紀の発見、というものは、
失敗から始まることが多いです。

間違えた液を入れてしまったとか、
想定より高い温度にしてしまったなど、
失敗からイノベーションが起こるケースが多いですね。

コンピュータは合理的なので、
この種の間違いをおこさないため
ブレイクスルーも起きません。


2,学習にたくさんの事例が必要

例えば、子供が「猫」という動物を覚える時
写真や実物に100例くらい触れれば
それで十分でしょう。

しかし、コンピュータがそれをしようとすると
何万件といったような多数の事例が必要です。

とはいえ、コンピュータは簡単にデータをコピーでき、
人間とは比べものにならないほど、
処理が早く、記憶容量が大きいので、
ほとんどの場合は問題になりません。

しかし、本当に初めてのことは、
コンピュータはうまく対応できないはずです。

例えば、医療で使うことを考えてみます。

「診療」、つまり病気の人の原因をつきとめることは、
人間よりAIの方が早く正確に行えます。

ただし、それは事例がある病気の話です。

本当に新しい病気が人間を襲ったとき、
ある程度の事例が蓄積されるまで、
AIは的確な対応ができません。

症例が非常に少ない場合の対応力は
人間に劣ると思われます。


3,人間は人間が好き

ロボットがいくら上手にサービスができても、
それを受けるのが人間の場合は
あくまで好みは残ります。

例えば、レストランが全てロボットになると、
「それでは味気ないからイヤだな」
という人も多いでしょう。

人間は人間が好きなのです。
いくら非合理でも、これは変わりません。

ただし、AIを利用したロボットが
人間の生活に深く入り込んできた場合、
ロボットの方がいい、という人の数も増えるでしょう。

それでも、一定数は人間にこだわる人
も残り続けるでしょうから、
その人の対応のため、人間は必要なのです。


最後になりますが、「AIが人の仕事を奪う」と
あまり恐れすぎない方が良いと思います。

仕事が無くなる?
良いことじゃないですか。

今までやっていた仕事はAIに任せて
自分は次の世界に進む。

そんな風に、どっしり構えていたいものです。

コンピュータは人間を幸せにするために
生まれてきたもののはずなのですから。


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