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zoom RSS 「不可能」という理論は信じるな

<<   作成日時 : 2009/08/28 20:48   >>

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竹内薫さんの99・9%は仮説という本に、こんなことが書かれています。
「飛行機の飛ぶ理由は、実はまだよくわかっていない」

びっくりする一文ですが、
本当のところは飛行機の飛ぶ理由は完全にはわからないようです。

しかし、現実には飛行機は飛んでいるし、大学では航空工学も教えられている
これはどういうことなのでしょうか?

これは、技術開発というものが、みんなが思われている以上に
経験的に行われている、ということを意味しています。
つまり、もの(技術)が先にできて、それを経験的に説明する理論が作られる。
物理法則から、飛行機が飛ぶことがわかったから、
それでは作ってみようという流れになったわけではないのです。


こんな話もあります。
青色ダイオードの開発で有名になった中村修二氏は
それまで、あまり注目されていなかったGaNという
材料に目をつけました。

なぜ、このGaNという材料が注目されていなかったかというと、
それは結晶に欠陥が多すぎて、理論的に発光しないと
考えられていたからです。

しかし、中村氏はGaNを発光させてしまいました。
驚いて、結晶を調べてみても、欠陥は減ってはいるけれども
とても、理論的には発光するレベルではありません。

ということで、世の中の研究者が発光しないはずの材料で
発光する理由を研究し始めたわけです。

先端技術の開発現場では、こんな話がたくさんあります。


理想的には、ある物理法則があって、そこから予想される現象を
技術に応用する、という流れが、しっくりくるでしょう。
でも、実際は、ある現象が開発されて、技術に応用される、
その過程で少しづつ理論的な背景が明らかになっていくことが多いのです。


エンジニアの世界ではこんなことが言われることがあります。
「理論を振りかざす人間に気をつけろ、特に不可能という理論に気をつけろ」

飛行機のような乗り物は作れない、1um以下の半導体素子は実現できない。
こんなことを「理論的」に説明した人は、過去たくさんいました。

しかし、結局はその「理論」を乗り越えて、人間は技術開発を進めてきたのです。
不可能という言葉に希望を失ってはいけません。
そして、これは技術開発にとどまらず、他の分野にも共通することなのでしょう。

不可能、という言葉を信じてはいけません。

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