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zoom RSS 科学でわかることとできることの違い

<<   作成日時 : 2010/09/29 23:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

科学者に対してこんな質問が投げられることがあります。

この世の中の全てのモノ、全ての出来事は
物理だけで説明ができるか?

つまり、生物や人間の心を含めて
全てのものが物理法則に従っているのか?
という質問です。

この質問に対し、僕の答えはYesですし、
質問の解釈が同じであれば、
ほとんどの科学者がYesと答えると思います。

なぜならば、最近の脳についての研究は進んでいて
例えば、モノを記憶するとき、考える時など、
脳のどの部分が反応しているか、
ということは、かなりわかってきているのです。

そして、その一つの細胞の一つの原子を取り出してみれば、
確かにそれは物理法則によって、動いている。
つまり、数式によって動いているのです。

ですから、その集合体である人間の脳、
そして、人間の心さえも、物理法則に従っていると見るのは、
当然のことと思います。

ですが、だからといって、例えば
「数式を解くと、この人はあの人が好きになるべきだ」
なんてことはできないのです。

その理由は次の2つです。


●現在の状態が正確にはわかりえない

物理法則、つまり数式は今の状態を与えてやると、
未来の状態が予言できるというものです。

つまり、今の状態が厳密にわかっていないといけないのです。

これが事実上不可能なのですね。

例えば、1000…(この後0が23個以上続く)
ような原子の位置と速度を非常に高い精度で
観測することなど不可能です。

また、仮にそれが得られたとしても計算量が膨大すぎて
とても解くことができない。

ですから、結局「わからない」のです。



●物理法則も確率的である

実は、最先端の物理学は確率的です。

つまり、計算した結果出てくるのは、
ある状態になる確率に過ぎないのです。

この人はあの人を好きになるかもしれないし、
好きにならないかもしれない、
確率は50%かな?

数式を説いた結果がこれだとしても、
こんなのそのへんのうわさ話と
ほとんどレベルが変わりませんね。




ということで、心が物理法則で動いているとしても
人間の心が物理でわかることはない。

どれだけ科学が発展しても、
人間の心の神秘性は保たれるのです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ブログ読んでますめっちゃ面白いです (^w^)
ガリレオガリレイが 『宗教と科学は常に友達やないといけない』というニュアンスの言葉を残していたのを思い出しました
また更新して下さい
高3の理系学生です
2010/10/04 00:15
コメントありがとうございます。

どれだけ、科学が発展しても
常に神のいる余地は残されるでしょう。

意外に科学を知らない人の方が
そのことを認識していないものです。
理系スタイリスト
2010/10/05 05:37

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