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zoom RSS 企業での新製品開発の難しさ

<<   作成日時 : 2011/05/21 22:42   >>

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大学の工学部で学んでいる学生、
未来のモノづくりを支える卵たちに、
「将来の夢は何?」
と聞くと、多くの人がこんな答えを返すでしょう。

「今まで、世の中になかったものを作りたい」
「全く新しい材料を開発したい」


つまり、基本的に新しいモノを作りたい
というような希望があるのです。

まあ、新製品開発といっても色々レベルがあって、
既存品のデザインを変えただけ、というものもあれば、
世の中にも技術的にも本当に新しいモノというものまで
存在しています。

ただし、学生が夢見るような開発は
当然後者にあたるでしょう。


僕も学生の頃はこんな希望を持っていたのですが、
実は、企業の中で本当に新しいモノを作る、
ということは想像以上の困難が伴うのです。

そして、その困難というのは、
多くは技術上の問題ではありません。
むしろ、人の問題といえるものなのです。


確かに大学や研究室などで、新技術を試す、
ということであれば、技術的な問題だけでしょう。

しかし、企業で製品化するとなると、
お金、営業、工場など様々な問題が起きます。

例えば、新材料を用いるとして、
工場が簡単にそれに応じるでしょうか?

ただでさえ、生産に忙しいところに、
新材料の評価などの大きな仕事が増えます。

しかも、それは工場にとって汚染などのリスクが伴います。

そんな中で、関連する部門の人を説得するのは
決して簡単な仕事ではないのです。


プレゼンの上手さ、経営やお金に対するセンス、
そしてなによりも偉い人に取り入る能力が必要です。

会社の中で新しいことをやろうとすれば、
偉い人のバックアップは必要不可欠なのです。
時には、ゴマすりのようなことさえ
する必要があるかもしれません。


会社に入社して、そんな現実に気づき、
学生の時に夢見ていた「新しいモノ」への
情熱がしぼんでいく人が多いです。


ネガティブなことを書いてきましたが、
僕は決して、「新しいモノを作る」
という夢を持つなと言っているわけではありません。

むしろ、そんな人がたくさん出てきて、
日本のモノ作りをより素晴らしくして欲しいと思っています。

ただし、そのためには技術だけではダメなのです。

工学部の学生には、早くに現実に気づき、
技術だけでない能力も学生のうちに磨いて欲しい、
そんなことを思っています。


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