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zoom RSS 理系に伝わる文章

<<   作成日時 : 2011/05/28 16:33   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

最近、放射線や電力の問題が大きくなって、
ネット上などで普通の人も意見を語っています。

もちろん、それ自体は非常に良いことなのですが、
その中には理系の人間から見て、
読む気がしなくなるようなものも少なくありません。

もし、専門家の目に止まってほしい
という意図を持つのであれば、
理系の人間に伝わる文章、というものを
知っておくのも良いのでないかと思います。


まず、理系の人間はよく「細かい」と言われます。

特に、文章においてはそれを強く感じるのですが、
それはそれなりの理由があるのです。

理系の文章において、その文章の評価は、
一番レベルの低いところで行われます。

つまり、基本的なことについて、
単純な認識の誤りなどがあったりすると、
その他にどれほど素晴らしいことが書いていても、
話半分にしか受け取られないのです。

ですので、「ほんのうっかり」で自分の文章が
高い評価を得られない、ということがないように、
ことさら文章に関しては、細かく、細かく
チェックを繰り返すわけです。


こんな中でも特に重罪と言われるのは、
事実と意見の混同です。

私も先生や上司から文章の指導を受ける時、
結果(事実)と考察(意見)は、
明確に分けて書くようにと言われました。

つまり、○○のデータが得られました、
ここから××という結論(考察)を導きました。
という話の流れを明確にするのです。

この場合○○というデータから△△という
結論(考察)を導く研究者もいるかもしれません。
でも、それは単なる考え方の相違なので
議論を深めていけば良いだけのことです。

一方、××という結論(考察)を結果と混同していると、
この人は△△という可能性を可能性を見落としている、
ということになり、研究者不適格の烙印を
押されるわけなのです。


少し込み入った話になってきましたが、
普通の人が気をつけるべきは「断定」です。

例えば、この症状は放射線の影響によるものである。

専門家の間でさえ議論が分かれる問題を、
こんな風に断定して書かれていては、
専門家には頭から拒否されてしまう可能性が高いです。

フラストレーションがたまるかもしれませんが、
理系の人間に響く文章を書くためには、
なるべく断定を避けることが大事だと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 せっかくのblogに水を差すようで悪いが、昨今の世間は断定的であることが最優先される。その断定が多少なりとも理論的ならまだ良いが、全てその時の空気や気分で述べられる。あくまでも論文<読書感想文なのであってそれ以外の価値観は残念ながら存在しない。それが現実なのだ。

 余りにも悲しい。......
ただの通行人
2011/05/30 22:08
おっしゃるとおりです。
世の中、白か黒か、善か悪か、敵か見方か…、
こんな考え方ばかりです。

こんな時代に科学を学ぶ意義の一つは、
グレーの確率的思考を学ぶ
ということがあると思っています。

まあ、現実は厳しいですが。
理系スタイリスト
2011/05/30 22:59

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