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zoom RSS 「理論上は可能」の意味

<<   作成日時 : 2012/03/22 02:21   >>

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「理論上は可能」
科学者や技術者がよくこんな言葉を使います。

可能、というとできるということに思えますが、
実際はそうでない場合が多いのですね。


例えば、タイムマシンは理論上は可能
ということを聞いたことがあるでしょうか。

ただし、この理論というものがくせもので、例えば、
「直径十km、長さ百km、質量太陽と同じ円筒」
を2500回転/sで回転させれば
タイムマシンになると言われています。

しかし、これが実現可能だと思えるでしょうか。
どう考えても無理ですよね。
素人が考えてもわかります。


科学の学問体系の中では、
実際にできるかどうかは別として、
物理法則に合致するかどうかは重要ですので、
こんな言葉が生まれてくるのです。

一般的に「理論的に可能」といわれても、
まず実現は不可能、と考えた方が良いでしょう。

今は、量子コンピューター、宇宙エレベータなどが、
「論理的に可能」の好例ですかね。

ただし、50年前には「理論的に可能」に過ぎなかったことでも、
現在は実現できていることもあるわけです。

だから、研究者としては「理論的には可能」に
挑んでいかなくてはならないのです。


良く似た言葉に「技術的に可能」があります。

こちらは、確かに実現はできます。
理論的に可能、のような夢物語ではありません。

ただし、大きな問題があって、たいていは
経済的には割に合わないという問題があります。

例えば、太平洋の下にトンネルを掘って、
そこを真空に近い状態にして、
航空機に匹敵する速度の超高速鉄道を作ることは
技術的には可能でしょう。

ただし、そんなことは全く金銭的な投資に見合わないので、
誰もやろうとは考えないわけです。

結局、実現しないという点を見れば、
理論的に可能とあまり変わらないのかもしれません。

ですが、「技術的に可能」は少しのブレークスルーで
金銭的にも見合うものになる可能性を秘めています。

実際、技術はこんな段階を経て発展していくので、
これが研究者やエンジニアの飯のタネとなるわけです。


こう考えてみると、科学技術は、
「想像もできない」→「理論的には可能」→「技術的には可能」
という段階を経て発展していくもの、
といえるかもしれませんね。




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