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zoom RSS 自動車業界は電機業界のようにはならない

<<   作成日時 : 2012/09/30 08:09   >>

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今、日本の電気メーカーが酷いことになっています。
そして、次は自動車メーカーが同じことになるのではないか
という恐ろしい話まで出ています。

でも、個人的には自動車業界は電気のようには
ならないと思っています。
今日はそんな話をしたいと思います。


日本の電気メーカーが負けた原因として、
垂直統合の崩壊、というものが言われます。

つまり、日本の企業は企画から製造まで
一環して手がけるのに対し、
例えばアップルは商品企画とデザインのみ担当し
製造は台湾や中国の企業に投げています。

そうやって、最も付加価値の高い部分に注力し
利益を出すことに成功しているのです。

こんな仕組みを垂直統合に対し、水平統合といいますが、
その水平統合の仕組みでは日本の強みが
いまいち発揮できないのです。


ただし、水平統合には大きな弱点もあります。
製品を部品ごとに分けてしまうため
最終的な信頼性に問題が生じやすくなるのです。

パソコンやスマートフォンが固まってしまって
再起動した経験はみんな持っているでしょう。

でも、パソコンや携帯や音楽プレイヤーのレベルでは
そんなことは大きな問題にはならないのです。


一方、自動車産業を考えてみましょう。
自動車は信頼性に関して、人の命がかかっているので
決して手を抜くわけにはいきません。

ささいなトラブルで、膨大な台数をリコールが行われます。
人の命に関わることは、ここまで厳格なのです。

電気自動車になれば、
自動車も水平統合に移行する、という話も聞きます。

しかし、水平統合になってしまえば、
システムとしてこれほど高い信頼性を維持するのは
非常に難しいように思えます。

これが、自動車業界は電気のようにならない
と思っている理由です。


ちなみに電気業界でも好調な分野もあります。
それは日立や東芝、三菱などが手がけている
重電という分野です。

これは、発電所や電車のシステムなど
電気であっても高い信頼性が要求されるものです。


これからの日本のものづくりは「信頼性」という言葉が
キーワードになってくると考えています。


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