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zoom RSS 理工系離れの原因は女子?

<<   作成日時 : 2014/04/28 23:39   >>

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神永正博さんの学力低下は錯覚であるという本に、
とても興味深いことが書いてありました。

最近、理工系離れという話が良く言われます。
昔と比べて、理工系を志望する人が少なくなった、
このままではダメだ!という話です。

でも、この理工系離れという話、
実は統計上の錯覚を多分に含んでいるというのですね。

ポイントは「女子生徒」です。

大学の大衆化といわれる今の世の中で、
昔と比較したときの進学率の向上は
男子生徒より女子生徒の方がはるかに高いのですね。

これが、錯覚を生み出すのです。


例を挙げて説明します。

例えば、30年前に、大学進学を希望する学生を
無作為に100人集めたとします。

すると、男子80人、女子20人
そして男子の中で理工系を志望する人は30%の24人、
女子生徒で理工系を志望する人は5%の1人だとします。
(まあ、ある程度妥当な数字でしょう)

すると、100人の中で理工系を志望するのは
25人ですから、理工系志望率は25%ということになります。


そして、それから30年後、大学進学率が向上し、
特に女子生徒の進学率が向上しました。

なので、無作為に大学進学を希望する学生を100人集めると
男子60人、女子40人になりました。

ここで男子で理工系を志望する人は変わらず30%の18人、
女子で理工系を志望する人の割合は
30年前の倍になったとして10%つまり40人のうち4人になります。

すると、100人の中で理工系を志望するのは
22人ですから、理工系志望率は22%ということになります。


あれれ??
男子の理工系志望率は変わっていないし、
女子の理工系志望率は倍にしたのに、
トータルの理工系志望率は下がってしまいました。


つまり、大学進学者が増えたが、
その多くは女子生徒が占める。

その女子生徒の理工系志望率が低いために、
男女別の志望率は変わっていない(この場合は増えている)
のに、トータルの志望率が減少して見えるのです。

統計的な資料を議論するときは、
この手のワナに十分注意しなくてはいけません。


さて、男子の中の理工系志望率は昔から
極めて安定的といわれています。

やはりこれからは、いかに女子を取り込んでいくかが、
大学の理工学部、ひいては日本の科学技術の発展を
左右していくのでしょうね。

来たれ!女子!



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