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zoom RSS 大企業のエンジニアになりたい学生へ

<<   作成日時 : 2009/11/13 06:08   >>

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2009年も終わりが近づき、理工系の学生でも
マスターの一年生(学部の3年生)は
そろそろ就職活動を意識する時期になってきました。

今回はエンジニアを10年続けてきた私の立場として、
そんな学生達に一つアドバイスをしたいと思います。


まずは私自身の話をします。

私は学部卒であるメーカーに半導体エンジニアとして入社しました。
誰でも知っているような大企業で、さらに当時も就職氷河期でしたので、
すこし天狗になったりもしました。

しかし、入社してからの会社の業績は絵描いたようなつるべ落としでした。

入社して数年後、業績不調から所属部門が
完全子会社として分社化しました。

その後も業績低迷が続き、
とどめに昨年以来の大不況でさらに赤字が拡大。
そして、本社は子会社としても抱えきれなくなり、
他社と統合することが決まりました。


当然、給料もボーナスもカット。
会社にいても、費用削減のため電話回線を少なくするとか、
昼休みには電気を消すとかうんざりするような話ばかりです。

業績が悪化する中、人材の流出も進みます。
半導体業界でも、海外には十分な利益をあげている優良企業もありますから、
そんな会社に人が流れていくのですね。


もし、自分の選んだ会社が何年後かに、
こんな姿になってしまったら、どう思うでしょうか?
自分は会社選びに失敗してしまったのでしょうか?
さっさと転職してしまった方がいいのでしょうか?


私は、会社の業績を理由に転職するべきだとは思いません。

今は見る影もありませんが、20年前は私の会社は輝いていました。
業界で世界一にもなり、飛ぶ鳥も落とすような勢いでした。
それが、今はこの現状です。

つまり、「今」景気がいいと思われる会社でも、
落ちぶれてしまうことがあるわけです。

業績が良さそうだと思って転職した会社が、
前の会社より悪くなることだってあるのです。

そんな時がくれば、自分の転職を後悔するでしょう。
自分の運命を完全に他にゆだねるような事はしてはいけません。

大企業の業績は1人の社員の努力などでは決まりません。

会社で自分が何もしなくても、業績が上がる時は上がるし、
200%の力を出し切っても業績が下がる時は下がるのです。
自分が頑張って、どうにかするというのは、ただの思い上がりです。


ちなみに、私の場合は半導体の開発を通じて、
現代物理を勉強したい、という思いがありました。

会社としては、落ちぶれてしまっても、
その目的は達成できる場なので、
仕事に対するモチベーションを維持できるのです。

一方、その環境が維持できなくなった時が、
本当に転職を考えるときなのでしょう。

もし、会社の業績悪化で仕事へのモチベーションが落ちれば、
会社に引きずられて、自分までダメになります。
自分を成長させてくれるのは、会社でなく仕事なのです。


新卒で会社を選ぶ時も同じです。
自分が何をやりたいか深く考えることなく、
流行の分野や「今の」業績が良い会社に就職してはいけません。

もし、会社が落ちぶれてしまっても、後悔しないか。
自分に対して、自分の選択は間違えていないと、
自信を持って言い切ることができるか?

先の見えない世の中、
大企業にのエンジニアになろうとする人には
そんな視点も必要だと思います。

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