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zoom RSS 理系は例外に注目する

<<   作成日時 : 2009/12/05 00:32   >>

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科学技術の専門家の人の話はわかりにくい
というイメージがある人も多いと思います。


この原因の一つは、単純に単語がわかりにくい
つまり専門用語が難しいということがあります。
これは、皆さん納得でしょう。

でも、それに加えて理系の話が理解しにくい理由は
他にもあると思うのです。

それは、物事を断言しないので
結局何が言いたいのかわからない、
というものです。


こんな会話がいい例ですかね。

文「この電池って長持ちするの?」

理「う〜ん、容量は大きいから長持ちするはずだけど…」
  「でも、この方式は高温下では自然放電が大きいからね。」

文「繰り返し充電しても、弱くならないの?」

理「この方式だとメモリ効果がないから、繰り返し充電には強いはずだけど」
  「でも、実際はあまり変わらないという報告を聞いたこともある」

文「これは安く作れるの?」

理「大量生産に向く構造だから、安く作れるね」
  「でも、レアメタルを使っているから、これから高くなるかも」


つまり、内容に間違いはないのですが、
一つの質問に対して、YesとNoを両方言っている。

ですから、全体としてとてもあいまいになってしまって、
後になって、何が言いたいのかわかりにくくなってしまうのです。


本当は、特に専門家でない人に対して話しをする時は
9割Yesだったら、Yesと言い切らないとダメだと思うのです。

聞き手は自分の話題に十分興味をもっているとは限りません。
その中で、主張にあいまいさがあるとうまく伝わらないのです。


こんな例もあります。

「この物質は99%はAでできているのだけど、
 0.5%はBという物質、0.4%はCという物質も含まれる。
 さらにごく微量だが、Dも含まれる。」

この物質は99%はAでできているのに、
この文章の半分以上はA以外の話です。


ということで、理系人間はもっと要点を絞って
人の記憶に残りやすく説明しなさい、
という結論になりそうなものなのですが、
理系は例外に注目する理由があるのですよね。

それは、科学技術は例外によって発展してきた。
ということです。

例えば、この実験ではAという結果が予測されて
実際にほとんどの場合はAになる。
でも、よくわからないが、ごくまれにBになることがある。

こんな場合には、このBに着目し、
なぜそのようなことが起こりえるのかを解明する。

そのようにして、発見や発明がなされてきたのです。


ということで、理系人間には、
自然に例外事項へ目が向いてしまう傾向があります。

だから、話がわかりにくくなってしまうのです。

自分の体に湧き上がる気味の悪さをおさえこんで、
意識的にものごとを言い切る。

自分の主張に力を持たせるには、
こんなことも必要なのだと思いますね。







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