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<<   作成日時 : 2011/06/18 18:19   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 1

このブログでも何回かお話したのですが、
理系の場合、大学を卒業した後、
多くの人が大学院進学の道を選びます。

この場合、ほとんどの人が、修士課程と呼ばれる、
二年間の過程を修了して、企業などに就職します。

でも、研究への志向が強い一部の人は、
博士課程と呼ばれる、修士課程からさらに三年
つまり大学卒業後、トータルで五年の課程へと進学します。

この課程を修了すると、晴れて研究者の第一歩である
博士号を取得できるのです。
つまり、いわゆる「ハカセ」になるのです。


しかし、このハカセといいうものがくせ者で、
とても厳しい現実が待ち構えているのです。

というのも、博士課程を修了すると、
すでに早くとも26歳です。

そこから、研究職、つまり大学教員などを目指して
ポスドクと呼ばれる期限付きの研究員の仕事などを
続けていくと、30半ばにはなってしまいます。

大学教員などは、現在とても狭き門で、
倍率は10倍程度が普通です。

となると、どうしても研究員として
経済的に自立できない人が多数生まれてしまうのです。

しかも、日本の企業はいくら博士といえど、
30代半ばにもなって、職業経験がない彼らを
簡単に採用できるわけではありません。

つまり、日本の仕組みの中から、
完全にあぶれた人間となってしまうのです。

彼らは一人食っていくのがやっとの状態で、
さらに職も不定期です。

悪い言い方をすれば、経済的に見れば
フリーターとほとんど変わらないのです。

頑張って勉強して、ハカセにまでなってこれでは
全くむくわれません。


昔は、末は博士か大臣か、
などと呼ばれて憧れであった博士ですが
今は食うのに困るほどの惨状なのです。

これでは専門家に対する敬意も生まれないでしょう。
どこか、社会の仕組みが間違えている
ような気がしますね。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
 原発推進のような政策を批判するような優秀な博士を出さないように博士を冷遇するのではないかと思います。
両刀使いになりたい
2011/06/25 19:00

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