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zoom RSS 研究者の進路の意外な盲点

<<   作成日時 : 2013/03/06 01:35   >>

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山中先生がiPS細胞でノーベル賞をとり、関連業界が活気づいています。

バイオ関連の研究者はさぞかし引く手あまたなことでしょう…。
就職先に困ることなど無く、有望そうですね。
と普通の人なら思いますよね。でも実はそうでもないのです。


実は山中先生は公演や著書の中で、
研究者の待遇改善を強く訴えられているのです。

山中先生ほどの人の周りには
非常に優秀な人間がたくさん集まってきますが、
その多くが給料も安く、身分も不安定な有期研究者だということです。

先生はそんな後輩たちの苦境を心配されているのですね。
実は今一番研究者が「余っている」分野はバイオなのです。



問題の本質は大学や研究所の職が安定することでなく、
いかに民間の職が充実するかということにあります。
つまり、一般企業がこの分野の研究者を求めるか、とぃうことです。

しかし、iPS細胞はまだまだ研究レベルの技術なので
民間ではそれほど研究者の需要が強くないのです。

これが、実際に医療に応用されるようなレベルになると
広い階層で専門家が必要となって、
職業としての裾野が広がっていきます。

まだそこまで達していないバイオ系には
先進的なイメージから優秀な学生がたくさん集まってきますが、
それに見合う職がなく、困ってしまうわけです。

その逆に土木、建築やエレクトロニクスなど、
先進イメージはバイオほどではありませんが、
十分民間に裾野が広がっている技術の研究者は
比較的簡単に職を得れたりします。


その昔、湯川秀樹先生がノーベル物理学賞を受賞した時
感化された優秀な学生達が大量に素粒子の門をたたいたそうです。

しかし、あまりに多くの学生が同じ分野を志したため
かなりの過当競争が起こりました。
普通なら教授になれた人が助手止まりだったりしたそうです。


おそらく、山中先生のノーベル賞受賞で感化された
高校生や大学生がたくさんいるでしょう。

しかし、競争が激しい分野に進むのは
それなりの覚悟が必要だということは
心の隅においておいた方が良いと思います。

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